天然水のミネラル成分の健康効果
水に含まれるミネラルはさまざまありますが、特に大切なのはカルシウムとマグネシウム、ナトリウムとカリウムです。
この4種類のミネラルは、特に重要とされていて、ウォーターサーバーの水のミネラル成分の表示や、ペットボトルのミネラルウォーターには、この4つのミネラル成分の含有量が表示されています。
そのほかにもまだまだ重要なミネラルがあって、亜鉛やマンガン、セレン、ケイ素などがあります。
ナトリウムは体液の浸透圧を正常に保つ働きがあるほか、カリウムとの相互作用によって神経伝達機能を正常に機能させています。
また、血圧の上昇を防いだり、筋力の向上、疲労回復効果もあります。
ただし、日本人の食生活では普段の食事でナトリウムは十分に補給できていますので、水で補給するという意識は必要ないでしょう。
カリウムは細胞内液に溶け込んでいて、細胞外液に多く溶け込んでいるナトリウムとの相互作用で浸透圧を調整しています。
ナトリウムのとり過ぎは血圧の上昇を招きますが、カリウムが十分に摂取できていれば血圧上昇を防いでくれます。
カリウムはさまざまな食品に含まれていますが、体外に排出されやすいため、普段から意識的に摂取したいミネラル成分の一つです。
カリウムが不足すると血圧上昇だけでなく、低カリウム血症を招き、疲労感、脈拍異常、心臓機能の異常などにもつながります。
ただしカリウムをはじめとするミネラルは私たちが健康な毎日を送るために欠かせない栄養素ですが、単独で機能するのではなく、相互に影響しあって体内機能を調節するもので、バランスが大切です。
特定のミネラルばかりを意識しすぎるとかえって健康を害することにもなりかねません。
セレンは別名セレニウムとも呼ばれるミネラルですが、強い抗酸化力があります。
抗酸化力をもつ栄養素というとビタミンCやビタミンEがよく知られていますが、ミネラル成分のセレンにはビタミンEの約500倍の抗酸化力があるとされています。
セレンはその強い抗酸化力でがんや動脈硬化の予防、アンチエイジング効果も期待されています。
しかしセレンも摂りすぎると、肝臓障害や貧血、脱毛などの慢性中毒を引き起こしますし、急激な摂取によって、腹痛や呼吸器障害を引き起こした事例も報告されています。
このほか、現代人に不足しがちなミネラルとして亜鉛があります。
亜鉛はたんぱく質や炭水化物の代謝、ホルモン分泌の活性化や成長促進などとても重要な機能があります。
また不足すると精力減退、味覚障害などを引き起こします。
亜鉛は海藻類や貝類、特にカキに比較的豊富に含まれていますが、もともと食物中の含有量が少ないうえに調理の過程で失われやすく、また人体に吸収されにくいため、不足しやすいミネラルといえます。
水宅配の天然水でもコスモウォーターの「日田の誉」には亜鉛が豊富に含まれていますので、こうした亜鉛を豊富に含む天然水を定期的に飲むことも健康にいい習慣といえるでしょう。